御存知！名手Simon Phillips活動極初期の貴重な参加作品 英国クロスオーヴァー系隠れ名盤  Chopyn「Grand Slam」 日本独自リマスター紙ジャケット仕様限定盤 国内盤未開封新品でございます。


２００７年度日本独自リマスターでございます。但し、マスターテープ紛失の模様で盤起こしの感がございます(レーベルが曰く付きでございますし................)。

日本特有の高音系中心のリマスターでございますが丁寧な音処理が成されており、オリジナルに沿った結構良心的な音質となっております。



内容は言わずもがな。


ラインナップは興味深い名手揃い。
Ann Odell(Vo、Key、Per、ex-Blue Mink、後にBryan Ferry Band)、Ray Russell(G、Vo、ex-Rock Workshop、Running Man、Mouse、後にRMS)、
御存知！Simon Phillips(Ds、Per、後に８０１、Jack Bruce Band、Mike Oldfield、RMS、Toto、PSP他)、Denny McCaffrey(Vo)、Klyde Mcmullin(B、Vo)となります。



英国ハードロック系にカテゴライズされがちなバンドでございます。

冒頭の”Midnight Hour”は確かにその範疇に入る感がございますが、どちらかと言えばAWBや第二期Jeff Beck Groupそしてその関連となるThe Streetwalkers、HummingBird等々といった
英国クロスオーヴァー系の音楽性を有するものでございます。

バラード楽曲はかの極初期”Alan Parsons Project”に通じるものがございます。


また極初期Steely Danにも通じる音楽性。

そもそも創立者でメインの作曲がAnn Odellという事もあり自身もリードヴォーカルを取る事もあり、他にリードヴォーカルが存在する極初期”Steely Dan”の有り方に繋がるものでございます。


但し、アメリカではS&SWブームがあり同じ女性のCarole KingやLaura Nyro、Joni Mitchellの成功があり、その音楽性を強く意識していた感がございます。

(楽曲のよっては、後に登場する”Judie Tzuke”を彷彿とさせる音楽性もございます........................................................)



非常に音楽性が幅広く興味深い音楽性であるものの、何せマネージメントを兼ねる悪名高き(笑)かの”Jet Records”。
(オリジナルBlack Sabbathの面々やElectric Light Orchestra、故Cozy Powellや故Gary Moore等々が非常に痛い目に遭っておりますが........)

バンドは(恒例の)かの問題(笑)であっけなく解散の憂き目に遭う事となります。



その後、Ann OdellはBryan Ferry Bandに加入。
王立音楽院出身という経歴を生かし(この”Chopyn”でもそうでございますが......)バックバンドとは言え実績を得、その後ソロ作制作等々に勤しむ事となります..............



また名手Ray Russellは名手Simon Phillipsと相当馬が合った模様。
後に(名手Mo Fosterを加えた)RMS結成やそれぞれのソロ作参加等々とリンクした活動を永く続けていく事となります。


名手コンビRay Russell/Simon Phillipsの活動の原点とも言えますでしょうか...........................................................




エンジニアはかのJohn Punter。


後にU.K.やJapan等を手掛ける事でも知られるかの”Roxy Music”絡みのプロデューサー兼エンジニアでございます。

その後のAnn Odellの音楽人脈の基となった感がございます...........................





この機会に是非。