工場 妻の作った 白木蓮 陶芸 マグノリア 1番好きな花

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約140g きめ細かい黒泥土で造形し、土台は土の質感を残した焼締、つぼみ?は白絵土に鉄筆、花弁は白い釉薬、花芯は透明釉。 小さな作品ですが色々な質感が組み合わさっています。 1番好きな花、白い木蓮が満開になったので嬉しい気持ちを粘土にこめたそうです。花の下の方で開いて、上でまたちょっとすぼまるような独特の形をうまく表現できたか…うーむ、美しさも本物には及ばぬが佇まいは多少似てるかな、焼きあがったのを持った時に今年も木蓮が咲いて幸せだなぁと思ったのがよみがえったなあ、と言っています。 薄く伸ばした粘土のフチを指先で気持ち丸めて、貼り合わせながら花の形になるように…と作業してるのですが、この細かい黒泥土が難しい!!乾くと割れる!自重で萎びる! 薄くと言うても花びらよりは分厚いので柔らかく造形ってまぁムリ!!そもそもフチを指先でなでるところ、私がやったらのっぺりしてまったく花びらに見えませんでした。体温で粘土が乾く前に造形、しかし早く手を離せば自重で分解、どうしたらエエねん、と叫びそうでした。 ま、叫ぶ前に「もういい、toroは触るな」って放逐されたので1人でロクロの練習してましたが(^^;) この白木蓮、かなりの高木になり、花も散ってから落ちてくるので…近くでしっかりとキレイな状態の花を見たのは小学校低学年の頃、30年近く前だそうです。 学童で引率されて遠くの公園に行った時に不思議な毛皮が落ちていて、なんだろうと周囲を探したら白木蓮のガク?ツボミ?だったとか。(ネコヤナギの芽が巨大化したヤツみたいなイメージ)花びらも厚くて、象牙色の大きな花に感動して夢中で拾っていたら意地悪な上級生に気づかれてしまい、白木蓮の木が飛び蹴りの集中砲火をあびて花びらが落ちるのを見て泣いたそうです。 「大きな花だから子どもの手のひらにのせると重たくて、グッタリ死んだみたいに感じて悲しくて仕方なかった。白木蓮に近づいたせいであんなことに…」と30年経ってまだ言ってるって、さすが繊細な神経の持主はちがうと妙に感動しました。 木を蹴飛ばした上級生は3日で忘れていることでしょう。 #妻の作った陶芸 #ハンドメイド #一点物

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